シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
慧斗さんはお義母さんの心配の言葉を軽くあしらい、二人で車に戻っていく。

お義母さんも私達の後を付いて来た。

慧斗さんには少し歳の離れた姉が一人居る。
お義母さんも次は男児と意気込み、不妊治療に努めた。
そして、慧斗さんを出産。

『私は桑原家の嫁の務めを果たした』と自慢げに言い、『次は貴方よ』と私に大きなプレッシャーをかけた。


お義母さんは私達の車が数寄屋門から出るまで手を振り、見送った。


「母さんはいつ来ても、過保護だな」

「慧斗さんの事が可愛いんでしょ?」


私達は横浜を後にして東京に向かう。

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