シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
「意外と元気そうだな。神崎」

「渚先生」

私は彼の方を見てぺこりと挨拶する。

「お前が小児科から救命に来るって言うから楽しみに待っていたのに」

「すいません。渚先生」


お姉ちゃんは渚先生に謝る。

「お姉ちゃん、小児科から救命に異動するの?」
何も知らなかった私は驚いた。

「救命は院内で一番忙しい所だから…忙しくしていれば、勇気の事も忘れるでしょ?」

「お姉ちゃん・・・」

お姉ちゃんの中で勇気君の存在はとても大きかった事に気づく。

「部屋に帰っても一人だし。私は救命に住むつもりで自ら志願したの」

「おいおい、神崎」

「ダメでした?渚先生」
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