シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
「弥紗!!弥紗!!」

彼は寝室のドアを叩く。

私はドアの鍵を閉めて、彼の言い訳を拒否した。

心の何処かで、自分は慧斗さんに相応しくないと感じていた。

彼も諦めて、ドアを叩くのを止めた。


奇しくも今夜は排卵日の日だった。

私達はまた子作りのチャンスを逃した。


彼はリビングのソファに寝床を作り、夜を明かした。

私が起きる頃には姿が無く、ダイニングテーブルには彼からのメッセージメモが置かれていた。

『プレゼン準備の為に早めに出社します。慧斗』

私はメモを手にして、自分の行いを後悔した。

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