シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~

「慧斗さん…」

「俺は出て行く」

「慧斗…さん!?」

彼は寝室に行き、クローゼットを開けて出て行く準備を始める。

「実家に帰るの?」

「実家には帰らない。ホテルに泊まりながら出社する」

慧斗さんは出張用のスーツケースに着替えやノートパソコン、パソコンの周辺機器入れていく。

彼はこうと決めたら、融通の利かない人。

彼の中で私達の離婚は決定事項なんだ。

「離婚届、此処にあるわよ」と私は慧斗さんにお義母さんが置いていった離婚届の用紙を見せた。







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