シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
婚活パーティーの日まで後三日。

私は久しぶりに奮発して自分の為にお金を使う。

清楚なお嬢様風のブランド物の紺のワンピースを購入し、同じブランドのクラッチバックも買った。
そして、少し高めのヒール靴。


メイクの仕方も秘書として常に洗練されたファッションに身を包む眞彩夫人に相談して今風のメイクを習った。

スタイルにも気を遣い、お弁当を持参してカロリーもコントロール。
外から内から自分に磨きをかけた。

「お弁当とは珍しいね。神崎さん」

相馬先生と脳外科の伊集院和寿(イジュウインカズ)先生が私のテーブルに座って来た。

「お二人揃ってランチですか?」

「まぁね」

チャラめの相馬先生、お堅い伊集院先生。
二人は対照的なイケメンドクター。


「眞彩から訊いたよ。婚活パーティー行くんだって」

「え、あ・・・」
内緒にしてと眞彩夫人には言ったのに、相馬先生の耳に入っていた。

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