エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
 今までは独り暮らしで、ハウスキーパーを頼んでいたそうだが、なにしろこの家は3LDK。

 梓と和が入ったところで狭すぎるはずもないので、しばらくここで家族三人、暮らすことになったのだ。

 三人が顔合わせをしてから二ヵ月ほどが経った。

 もうすっかり秋深まる頃になっている。

 その間に引越し準備、仕事を辞めることや、和の幼稚園転園手続き、それから認知と入籍。

 それらのことを進め、片付けて、名実共に夫婦と家族になったのだ。

 それでついに、今日から同じ家で暮らすスタートの日だ。

 ただ、そのうち改めて引っ越す計画にはなっている。

 一軒家が欲しいと和臣が言ったのだ。

 それは、あと二年もせず小学校に入る和のためという理由が大きい。

 子どもの成長として、周りに気を使ったりすることなく、のびのび過ごせるのは、どうしても一軒家が最適。

 よって和が小学校に入るまでには一軒家をどこかに新しく建て、引っ越したい、と。

 それについては、今日の引っ越しと、しばらくこの家での生活に慣れるのが過ぎた頃、また詳しく計画しようと話しているところだ。
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