モフぴよ精霊と領地でのんびり暮らすので、嫌われ公爵令嬢は冷徹王太子と婚約破棄したい
「ここにいたのか」
そう言って微笑む彼は、騎士団を訪れた後だったのか、黒い騎士服をまとい常より男らしさを感じる姿だった。
つい見惚れていたベアトリスははっとして、彼を迎える。
「ユリアン様、レネと散歩をしていたのです」
「そうか」
ユリアンは幸せそうに目もとを和らげると手を伸ばし、ベアトリスの頬に触れようとする。
しかしレネがそれをぴしゃりと防いだ。
「王太子さま、早く仕事に行かないとだめでしょう?」
ユリアンの顔がほんの少しだけ引きつった。
「婚約者との時間は大切にしなくてはいけないんだ。聖女殿こそそろそろ勉強の時間ではないのか?」
「私はロゼと遊ぶんだもん」
「では俺はその後に、ベアトリスとの時間を楽しもうか」
ユリアンとレネ、ふたりの間には火花が散っているようだ。
「ふ、ふたりとも、仲よくしましょう」
ベアトリスはふたりの間に入る。騒がしいけど平和なひととき。
幸せになりたいと願い生まれ変わった。なにもかも手に入れられる恵まれた立場なのに満たされなかった日々を過ごし、今ようやく心から願いを叶えられたと感じている。
「ユリアン様もレネも、大好きよ」
ふたりの手をぎゅっと握り告げると、辺りに温かな空気があふれた。
本編END
そう言って微笑む彼は、騎士団を訪れた後だったのか、黒い騎士服をまとい常より男らしさを感じる姿だった。
つい見惚れていたベアトリスははっとして、彼を迎える。
「ユリアン様、レネと散歩をしていたのです」
「そうか」
ユリアンは幸せそうに目もとを和らげると手を伸ばし、ベアトリスの頬に触れようとする。
しかしレネがそれをぴしゃりと防いだ。
「王太子さま、早く仕事に行かないとだめでしょう?」
ユリアンの顔がほんの少しだけ引きつった。
「婚約者との時間は大切にしなくてはいけないんだ。聖女殿こそそろそろ勉強の時間ではないのか?」
「私はロゼと遊ぶんだもん」
「では俺はその後に、ベアトリスとの時間を楽しもうか」
ユリアンとレネ、ふたりの間には火花が散っているようだ。
「ふ、ふたりとも、仲よくしましょう」
ベアトリスはふたりの間に入る。騒がしいけど平和なひととき。
幸せになりたいと願い生まれ変わった。なにもかも手に入れられる恵まれた立場なのに満たされなかった日々を過ごし、今ようやく心から願いを叶えられたと感じている。
「ユリアン様もレネも、大好きよ」
ふたりの手をぎゅっと握り告げると、辺りに温かな空気があふれた。
本編END


