悪役令嬢に転生した元絵師は、異世界でもマイペースを崩さない
「···という、夢を見たのよ。凄くない?」
「凄いね~」
延々と小一時間、滋子の見た夢の話を聞かされていた清乃は、途中から、己の夢の世界へ誘う睡魔と戦っており、その間の記憶は曖昧なものとなっていた。
総括すると、夢の中でも、滋子の想像力は豊かだということだろう。
夢オチも所詮テンプレ。業界あるあるだ。
とはいえ、愛する人を想いながら、一人死を待つ生活なんて、絶対に嫌だ、と清乃は思った。
「ちいちゃん、私が異世界に飛ばされる時は、絶対にちいちゃんもついてきてね」
「みすみす、きよのんを拉致されるようなミスはしない。そうなったら勿論、俺もついていくがな」
躊躇いもなく言い切る千紘が大好きだ。
「ちょっと、夫が不在の新婚妻の前でイチャつくのやめてくれる?」
「文句なら渡瀬社長に言ってくださーい」
雨上がりの窓の外に、大きな七色の虹が見えた。
滋子の夢の世界と違って、この世の虹は美しく夢があって綺麗だ。
ともあれ、悪役令嬢なんてならずに、比較的ホワイトな企業のイラストレーターになれてよかった。
平和な午後の一時、清乃は愛する面々と共に、何の変哲もない一日を愛でるのであった。
本当におしまい♡
「凄いね~」
延々と小一時間、滋子の見た夢の話を聞かされていた清乃は、途中から、己の夢の世界へ誘う睡魔と戦っており、その間の記憶は曖昧なものとなっていた。
総括すると、夢の中でも、滋子の想像力は豊かだということだろう。
夢オチも所詮テンプレ。業界あるあるだ。
とはいえ、愛する人を想いながら、一人死を待つ生活なんて、絶対に嫌だ、と清乃は思った。
「ちいちゃん、私が異世界に飛ばされる時は、絶対にちいちゃんもついてきてね」
「みすみす、きよのんを拉致されるようなミスはしない。そうなったら勿論、俺もついていくがな」
躊躇いもなく言い切る千紘が大好きだ。
「ちょっと、夫が不在の新婚妻の前でイチャつくのやめてくれる?」
「文句なら渡瀬社長に言ってくださーい」
雨上がりの窓の外に、大きな七色の虹が見えた。
滋子の夢の世界と違って、この世の虹は美しく夢があって綺麗だ。
ともあれ、悪役令嬢なんてならずに、比較的ホワイトな企業のイラストレーターになれてよかった。
平和な午後の一時、清乃は愛する面々と共に、何の変哲もない一日を愛でるのであった。
本当におしまい♡


