殿下は殿下の心のままになさってください。
「悪役令嬢のマチルダが嫉妬をするから! 妨害をしてくるからこそ、ヒロインは罪悪感を抱くし、それを凌駕するほどの優越感に浸れるんでしょう? 誰にも羨ましがられない恋愛なんて楽しくないもの。意味がないのよ!」
なるほど――――そんなふうに思う人もいるのか。
っていうか『わたくしの邪魔をするな』と言いつつ『妨害をしてこないのはおかしい』って言うのは大分矛盾している気がする。
わたしは半ば呆然としながら、カトレアのことをまじまじと見つめた。
「えぇっと……大丈夫じゃありませんか? ヴァージル殿下は王太子で、財力も権力もあるわけだから、これからきっと色んな人に羨ましがられますよ」
「それも大事だけど! 恋が叶うまでの過程が大事なんです! 当事者である貴女がどうでも良いなんて言ってたら、ホントに全然楽しくない! こんなことなら、貴女のお兄さんとか、別のキャラを攻略したら良かった!」
「へ? はぁ……」
なんでもいいけど、これ以上わたしを巻き込まないで。どうか勝手にしてほしい。
なるほど――――そんなふうに思う人もいるのか。
っていうか『わたくしの邪魔をするな』と言いつつ『妨害をしてこないのはおかしい』って言うのは大分矛盾している気がする。
わたしは半ば呆然としながら、カトレアのことをまじまじと見つめた。
「えぇっと……大丈夫じゃありませんか? ヴァージル殿下は王太子で、財力も権力もあるわけだから、これからきっと色んな人に羨ましがられますよ」
「それも大事だけど! 恋が叶うまでの過程が大事なんです! 当事者である貴女がどうでも良いなんて言ってたら、ホントに全然楽しくない! こんなことなら、貴女のお兄さんとか、別のキャラを攻略したら良かった!」
「へ? はぁ……」
なんでもいいけど、これ以上わたしを巻き込まないで。どうか勝手にしてほしい。