【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
「今度は令嬢として学んでみるのはどうだろうか?」

「私が、令嬢……ですか?」


カトリーナはそう言って驚きに目を見開いた。


「令嬢として素晴らしい立ち振る舞いを身につけて、どん底にいるアイツらを見返してやればいい」

「………え?」


クラレンスにはサシャバル伯爵家が今、どんな状況にいてカトリーナをシャルルの身代わりにしたのかを説明してくれた。
今、カトリーナは書類上でサシャバル伯爵家の籍に入っているそうだ。

(私が……サシャバル伯爵家の娘)

そう思うとゾワリと鳥肌が立った。
そしてサシャバル伯爵家の内情やカトリーナの過去も調べたそうだ。
しかし全てを知った上でクラレンスはカトリーナを受け入れてくれている。

(私がどんな風に暮らしてきたか知っているのに、こんなに優しくしてくれているの?)

カトリーナはサシャバル伯爵邸で、ずっと否定され続けていた。
それを知ってもクラレンス達はカトリーナを受け入れてくれている。
それが嬉しくて安心するのと同時に不思議で仕方なかった。
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