【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
「カトリーナの服を一式頼みたい」

「かしこまりました」

「サイズはわたしが把握しておりますから!ふふっ、やっとカトリーナ様のお洋服を選べる日がくるなんて……!クラレンス殿下が誰かと添い遂げることは無理だと諦めていたのですが嬉しいです」

「おい……ニナ」

「あ、もう少し明るい色を多めにお願いします!」

「…………」


目の前にずらりと並べられたのは全てカトリーナの服だそうだ。
サシャバル伯爵家の中でも見たことがない高級感のある大量の女性用の衣服。
口をあんぐり開けているカトリーナとは違い、二人は慣れた様子で選んでいる。


「あ、あの……」

「コレとコレもくれ」

「あ、コレの色違いありますか?」

「もう少し厚い生地のコートがいい。この時期だが、もし在庫があるのなら出してくれ」

「クラレンス殿下、これとこれはカトリーナ様に似合いそうだと思いませんか?」

「そうだな。ニナが選んだものは全て包んでくれ」
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