【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
クラレンスはある理由から幼少期からずっと黒いローブでいつも体を覆っていたため、クラレンスの素顔を知っているのは数少ない人物だけ。
サシャバル伯爵は知らなくとも、クラレンスは貴族達の顔をすべて覚えている。
「クラレンス殿下、医師をお連れしました」
「トーマス、ご苦労だった」
「もうすぐ天気が崩れます。早い方がいいかもしれません」
「わかった」
トーマスはゴーンの息子だった。
クラレンスの右腕として、また護衛としてもよく働いてくれている。
医師が到着して少女が寝ている部屋に通す。
クラレンスは部屋の外で待機していた。
診察が終わったのか、ニナが扉から顔を出す。
少女が寝ている部屋へ入ったクラレンスはそこで衝撃的な言葉を医師から聞くことになる。
極度の栄養失調に体には無数の鞭で叩かれた傷、アザなどが無数にあったそうだ。
栄養失調は長年に渡るもので、鞭の傷は最近できたものだそうだと語った。
恐らくシャルルのかわりになるようにと、ひどいめにあったのかもしれない。
「なんてむごいことを……」
「ぐすっ……あんまりだわ」
「…………っ」
ゴーンの呟くような声と、ニナの啜り泣く声が聞こえた。
そして今回、薄着で寒い中ずっと外にいた影響で手足は凍傷になりかけており、疲れや環境の変化に耐えられずに高熱が出たそうだ。
サシャバル伯爵は知らなくとも、クラレンスは貴族達の顔をすべて覚えている。
「クラレンス殿下、医師をお連れしました」
「トーマス、ご苦労だった」
「もうすぐ天気が崩れます。早い方がいいかもしれません」
「わかった」
トーマスはゴーンの息子だった。
クラレンスの右腕として、また護衛としてもよく働いてくれている。
医師が到着して少女が寝ている部屋に通す。
クラレンスは部屋の外で待機していた。
診察が終わったのか、ニナが扉から顔を出す。
少女が寝ている部屋へ入ったクラレンスはそこで衝撃的な言葉を医師から聞くことになる。
極度の栄養失調に体には無数の鞭で叩かれた傷、アザなどが無数にあったそうだ。
栄養失調は長年に渡るもので、鞭の傷は最近できたものだそうだと語った。
恐らくシャルルのかわりになるようにと、ひどいめにあったのかもしれない。
「なんてむごいことを……」
「ぐすっ……あんまりだわ」
「…………っ」
ゴーンの呟くような声と、ニナの啜り泣く声が聞こえた。
そして今回、薄着で寒い中ずっと外にいた影響で手足は凍傷になりかけており、疲れや環境の変化に耐えられずに高熱が出たそうだ。