【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
白蛇は〝マレー〟という名前にした。
マレーがオルランド公爵家にきてから他の聖獣達はキャシディの側にくることはなくなった。
マレーが持つ力は『毒を作り出せる』という禍々しいものだったがこの力は内密にすることにした。
しかしオルランド公爵邸で働く侍女から、その情報は漏れてしまう。
その侍女は父によって処罰を受けたが、キャシディは毒の実験台に使った。
しかし以前と同じ、誰にも何も言われることはない。
キャシディのやることは全て許されてしまう。

キャシディにだけ、マレーの声が聞こえた。
マレーはキャシディのやることを全て肯定してくれた。
キャシディにはマレーがいてくれる。
それだけでキャシディは何も怖くなかった。
そしてキャシディはマレーにあることを教わる。
マレーに備わった能力は毒を作り出せる以外にもうひとつある。

他の聖獣達とは全く違うもので、最終的に聖獣を壊す力だそうだ。

キャシディは隠れてマレーの力を試していた。
最初は使い方がわからずに上手くできなかった。
数ヶ月かけないと聖獣を壊すことができない。
キャシディはマレーの言う通りに動くだけで、その後、聖獣がどうなるかは知らない。
マレーが言うには毒が回るように聖獣達は別のものになってしまうそうだ。
コツさえ掴んでしまえば簡単だった。

(あらまぁ、聖獣って案外もろいのね)
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