【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
キャシディがムカつくと思う令嬢達は何故か表舞台から姿を消していく。
どんなことが起こるのかは知らないが、キャシディは目の前から邪魔者が消えればそれでいい。

(あ、そうだわ。これで気に入らない令嬢達を社交会から追い出してしまえばいいのよ)

キャシディは自分に歯向かう令嬢達を容赦なく社交会追い出していた。するとキャシディの周囲には不本意な噂が流れるようになってしまう。
『キャシディ・オルランドと関わると大切なものを失ってしまう』
どうやらキャシディが関わりすぎたことで、キャシディとマレーが疑われてしまったようだ。
家族からもマレーのせいではないかと責められて最悪な気分だった。
少しペースを抑えて怪しまれないようにしなければ立場がないと言われて、キャシディは唇を噛んだ。
その噂はずっと消えずにキャシディにまとわりついた。

それから数年後、十五才になったキャシディはレオナルドを手に入れるために本格的に動き出した。
父や母に根回しをしてもらい下準備はばっちりだった。
家柄も立ち振る舞いも問題はない。
婚約者候補筆頭としてレオナルドの婚約者になると信じて疑わなかった。

しかしそんなキャシディの前にある問題が立ち塞がる。
それはロドアルード王国を魔獣から守っている『神獣グレイシャー』だった。
グレイシャーはキャシディの目の前に一切、姿を現すことはない。キャシディが何度も城に通ったとしてもグレイシャーはキャシディを拒絶する。
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