【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
聖獣がいないことをアピールしつつ、レオナルドとグレイシャーと親しくしているところを見せることでキャシディの動揺を誘う狙いもあった。
フランチェスカの前には目元を覆う仮面があった。
フランチェスカの持つミルクティー色の髪色もロドアルード王国では珍しくはない。
普段から表舞台に出なかったこともあり、すぐにフランチェスカだとわかる者はいないだろう。
開始時刻が近づくたびにドキドキと心臓が音を立てる。フランチェスカが深呼吸していると扉を叩く音。
返事をすると扉がゆっくりと開く。
フランチェスカが立ち上り、レオナルドの姿が見えた瞬間、なぜか安心感が込み上げてくる。
レオナルドの背後からはグレイシャーが顔を出した。
「レオナルド殿下、グレイシャー……!」
「……フランチェスカ」
名前を読んだ後に、レオナルドの動きがピタリと止まる。
フランチェスカが首を傾げると、ハッとしたレオナルドは頬を赤らめて視線を逸らすと「すまない、見惚れていた」と小さな声で呟いた。
レオナルドにつられるようにしてフランチェスカの頬も赤くなる。「レオナルド殿下こそ素敵です」と小さな声で呟くように言うと、レオナルドははにかむように笑みを浮かべた。
ヤナはフランチェスカの腕から降りたシュネーを抱え上げると嬉しそうに頷いている。
フランチェスカがグレイシャーの大きな顔とサラサラの毛を撫でていると、レオナルドはその場に跪いてフランチェスカの手を取った。
フランチェスカの前には目元を覆う仮面があった。
フランチェスカの持つミルクティー色の髪色もロドアルード王国では珍しくはない。
普段から表舞台に出なかったこともあり、すぐにフランチェスカだとわかる者はいないだろう。
開始時刻が近づくたびにドキドキと心臓が音を立てる。フランチェスカが深呼吸していると扉を叩く音。
返事をすると扉がゆっくりと開く。
フランチェスカが立ち上り、レオナルドの姿が見えた瞬間、なぜか安心感が込み上げてくる。
レオナルドの背後からはグレイシャーが顔を出した。
「レオナルド殿下、グレイシャー……!」
「……フランチェスカ」
名前を読んだ後に、レオナルドの動きがピタリと止まる。
フランチェスカが首を傾げると、ハッとしたレオナルドは頬を赤らめて視線を逸らすと「すまない、見惚れていた」と小さな声で呟いた。
レオナルドにつられるようにしてフランチェスカの頬も赤くなる。「レオナルド殿下こそ素敵です」と小さな声で呟くように言うと、レオナルドははにかむように笑みを浮かべた。
ヤナはフランチェスカの腕から降りたシュネーを抱え上げると嬉しそうに頷いている。
フランチェスカがグレイシャーの大きな顔とサラサラの毛を撫でていると、レオナルドはその場に跪いてフランチェスカの手を取った。