【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「陛下、その得体の知れない女性を本当に次期王妃とするおつもりですかな?我々は何の説明も受けてはいない。様々な憶測が飛び交っております」
「ああ、ランの事情は伏せられてはいるが何も問題はない。彼女はグレイシャーを治癒して、原因もわからずに体調を崩していた聖獣を治療してくれた女神のような女性だ」
「本当にそこの女性が?信じられませんな」
会場が静まり返り緊迫感に包まれる。オルランド公爵とロドアルード国王の声が響いていた。
「レオナルドが彼女の力によって治療しているところを見ている。それにレオナルドはランを心から愛しておる」
「……ですがっ!」
「それにランは見ての通り、グレイシャーに認められた女性だ。王家としては何も問題はない」
「くっ……」
グレイシャーはフランチェスカの側に寄り添っている姿を見て、オルランド公爵は悔しそうに唇を噛んでいる。
ロドアルード国王はオルランド公爵がキャシディのことを言っているのだと理解した上で、グレイシャーの名前を出した。
キャシディは震えるほどに拳を握っている。
俯いたままで表情は見えないが、恐らくその表情は怒りで満ちているのだろう。
キャシディに何か動きがないか注視していたが、今の段階では特に動きはないようだ。
舞踏会がはじまったあともフランチェスカは会場で踊ることなくグレイシャーの側を離れなかった。
「ああ、ランの事情は伏せられてはいるが何も問題はない。彼女はグレイシャーを治癒して、原因もわからずに体調を崩していた聖獣を治療してくれた女神のような女性だ」
「本当にそこの女性が?信じられませんな」
会場が静まり返り緊迫感に包まれる。オルランド公爵とロドアルード国王の声が響いていた。
「レオナルドが彼女の力によって治療しているところを見ている。それにレオナルドはランを心から愛しておる」
「……ですがっ!」
「それにランは見ての通り、グレイシャーに認められた女性だ。王家としては何も問題はない」
「くっ……」
グレイシャーはフランチェスカの側に寄り添っている姿を見て、オルランド公爵は悔しそうに唇を噛んでいる。
ロドアルード国王はオルランド公爵がキャシディのことを言っているのだと理解した上で、グレイシャーの名前を出した。
キャシディは震えるほどに拳を握っている。
俯いたままで表情は見えないが、恐らくその表情は怒りで満ちているのだろう。
キャシディに何か動きがないか注視していたが、今の段階では特に動きはないようだ。
舞踏会がはじまったあともフランチェスカは会場で踊ることなくグレイシャーの側を離れなかった。