【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
それを当たり前のように言うレオナルドも恐ろしい。
改めて彼の愛の深さを知ったフランチェスカはスッと立ち上がる。

(もしかしたらレオナルド殿下は、わたくしに対する愛が重いのでは……?)

そんなフランチェスカの予想は見事に当たっていた。
紳士で感情の起伏が少ないと思いきや、意外な彼の裏側を知ったフランチェスカがヘラリと笑って逃げようとするとレオナルドに背後から抱き込まれてしまう。


「どうしてそんなことを聞くのか……理由を聞くまで離すつもりはない」

「べ、べっ、別に……っ!大した理由はありませんから」

「俺の部屋で紅茶でも飲みながらゆっくり話そう。最近は後処理に追われて、二人きりの時間はあまりなかったからな」

「……え!?」


レオナルドの指がフランチェスカの指先に絡んでガッチリと掴んで離さない。
そのまま抱え上げられてフランチェスカは逃げられなくなってしまう。


「フランチェスカ、愛してる」

「わたくしも愛してますが、まずは離してください……!」

「そうだな」
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