【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
公爵令嬢のキャデシィ・オルランド。
今は第二王子のコルビンの婚約者候補で、元はイグナシオの婚約者候補だったとマナー講師に聞いたことがあった。
フランチェスカが怒られる時にキャシディの名前が常に出てきたほどだ。
だが彼女に関してはあまりいい噂を聞かなかった。皆から怖がられているそうだ。
フランチェスカもキャシディを警戒していたが、こうして助けてくれたことは素直に嬉しいと思った。
「フランチェスカ様、大丈夫?」
「は、はい!」
「わたくしはキャシディ・オルランドよ。レオナルド殿下とは幼馴染で彼のことならなんでも知っているのよ」
「そう、なのですね」
キャシディの言葉にフランチェスカの胸がチクリと痛んだ。
「フランチェスカ・エディマーレです。まだまだではありますが、これから頑張りますのでよろしくお願いいたします」
「よろしくね、フランチェスカ」
キャシディと一緒にいるようになると、ピタリと令嬢達の嫌がらせが止んだ。
公爵令嬢としてレオナルドの婚約者候補として育っていたキャシディの完璧な振る舞いを見て学ぶことも多かった。
フランチェスカはキャシディにたくさんのことを教わり一緒に過ごすことが増えていた。
これでレオナルドに迷惑をかけなくて済むと思うと嬉しかった。
フランチェスカはキャシディに感謝していた。
彼女は親切で悪い噂も気にならなくなった。