【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「シュネー、返事をして!どこにいるの?」
フランチェスカの声に反応するようにシュネーが再び『ワンッ』と鳴いた。
声を頼りに足を進めていくと、そこには体を伏せているグレイシャーとその周りを忙しなく回っているシュネーの姿があった。
どうやらシュネーはグレイシャーを見つけてくれたようだ。
「グレイシャー、シュネー……!」
フランチェスカはぐったりしているグレイシャーに気づいて駆け寄った。
グレイシャーの後ろ足から腹部にかけて黒い煙がまとわりついているような気がした。
フランチェスカが目を擦って再びその部分を見てみると黒い煙はなくなっている。
気のせいかと思ったが、この黒い煙には見覚えがあった。
シュネーが魔獣になり、会場中を包み込んでいたものと同じものだ。そしてこの黒い煙があると普段、体調を崩さない聖獣の具合が悪くなってしまう。
(グレイシャーが具合が悪い原因は、もしかしてこの黒い煙のせい……?)
フランチェスカが考え込んでいるとシュネーが『褒めて』と言わんばかりに舌を出してこちら尻尾を振っている。
考えるのは後回しにしようと思い、フランチェスカはシュネーの頭を撫でてからグレイシャーにそっと触れた。
「グレイシャー、グレイシャー……私よ。聞こえる?」
フランチェスカの声に反応したのかグレイシャーはゆっくりと顔を持ち上げた。
海のような青い瞳も以前のような輝きもなく虚に見える。
フランチェスカの声に反応するようにシュネーが再び『ワンッ』と鳴いた。
声を頼りに足を進めていくと、そこには体を伏せているグレイシャーとその周りを忙しなく回っているシュネーの姿があった。
どうやらシュネーはグレイシャーを見つけてくれたようだ。
「グレイシャー、シュネー……!」
フランチェスカはぐったりしているグレイシャーに気づいて駆け寄った。
グレイシャーの後ろ足から腹部にかけて黒い煙がまとわりついているような気がした。
フランチェスカが目を擦って再びその部分を見てみると黒い煙はなくなっている。
気のせいかと思ったが、この黒い煙には見覚えがあった。
シュネーが魔獣になり、会場中を包み込んでいたものと同じものだ。そしてこの黒い煙があると普段、体調を崩さない聖獣の具合が悪くなってしまう。
(グレイシャーが具合が悪い原因は、もしかしてこの黒い煙のせい……?)
フランチェスカが考え込んでいるとシュネーが『褒めて』と言わんばかりに舌を出してこちら尻尾を振っている。
考えるのは後回しにしようと思い、フランチェスカはシュネーの頭を撫でてからグレイシャーにそっと触れた。
「グレイシャー、グレイシャー……私よ。聞こえる?」
フランチェスカの声に反応したのかグレイシャーはゆっくりと顔を持ち上げた。
海のような青い瞳も以前のような輝きもなく虚に見える。