いきなり三つ子パパになったのに、エリート外交官は溺愛も抜かりない!

「麻衣子」

 彼の声がして顔を上げると、ふっと優しく微笑まれた。

 嬉しさを感じる間もなく、美麗な顔が近づいてきて唇が重なり合う。

「んっ……」

 久しぶりのキスに、麻衣子の胸は痛いほど高鳴る。

 初めはゆっくりと、それから大胆に裕斗は麻衣子の唇を奪っていく。

「んんっ……」

 想いをぶつけ合うようなキスに、麻衣子の体からは力が抜けて、その場に崩れ落ちそうになってしまう。

(裕斗さん、大好き……)

 ずっと抑えていた恋情は今燃え上がり、もう止めることなんて出来そうにない。

 それは裕斗も同じようで、麻衣子を抱き上げて、ベッドに向かう。

 広いベッドに降ろされる。同時に裕斗が覆いかぶさってきて、大きなベッドがぎしりと音を立てた。
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