いきなり三つ子パパになったのに、エリート外交官は溺愛も抜かりない!
裕斗には有名な観光スポットを案内して欲しいと言ってある。イギリスに来た初日はロンドンのホテルに宿泊したが、翌日には大学の入寮が決まっていたため、ゆっくり見て回る暇がなかったのだ。
絶対に外せないと思った衛兵交代を多くの観光客と共に見てから、エリザベス女王の居城であるバッキンガム宮殿周辺を見て回る。
バッキンガム宮殿正面広場に建つヴィクトリア女王の彫像と、その上部の黄金の像の壮大だったし、周辺のイギリスとムガール帝国の造園スタイルが調和した庭園周辺の庭園は素晴らしく麻衣子の関心を強く引く。つい夢中になり、裕斗を放置してしまっていた。
「ごめんなさい」
「俺のことはいいから、気が済むまで見て回って」
「でも……」
「雨村さんが関心を持つと初めから分かっていたから大丈夫だ。向こうの記念碑も見てみようか」
「はい!」
裕斗はかなり寛容な人だ。嫌な顔をせずに付き合ってくれている。 つまらなそうな顔をせずに、麻衣子が感心のあることに興味を持ち話題を振ってくれるのだ。
庭園を満喫してからクイーンズギャラリーやロイヤル・ミューズなど観光スポットとして有名どころを見て回ってから、セントジェームスパークを巡り、歩き疲れたので、途中でレストランに寄り食事を兼ねた休憩を。その後はウェストミンスター寺院で歴史を感じ、テムズ南岸を散策した。
裕斗はとても足が長いのに、麻衣子のペースに合わせて歩いてくれる。疲れていないか気を遣って声をかけてくれる。