コンネリシャス王国の恋物語2 亡国の王女と心優しい王子の恋
リリーは孤児院出身だ。
孤児院に入ってから、持っていたノートに
必ずその日一日の何かしら良い事嬉し
かったことを書いていく事にしたのだ。
5歳で母が亡くなって、知らない人ばかりの
孤児院に連れていかれて、リリーがその日
その日を暮らしていくために考え出して
始めたのだ。
“今日の良い事“ノートはもう10冊以上にも
及んでいる。
13年1日も欠かさずに続けている。
いくら考えても“今日の良い事“が思い付かず
泣きそうになったこともあるが、
リリーは絶対に泣かないと決めていた。
母を亡くしたことに比べたら年上の男の子に
意地悪されても、食事がリリーだけ極端に
少なくても、手が凍りそうな冷たい水で
洗濯しなければいけなくても自分の靴や服を
隠されても如何ほどの事はない。
最初はそんな意地悪もされたが、皆リリーが
美しく気品があって近寄りがたい存在なのだ
と思ってどう接していいかわからなかった
というのが真相だったのだ。
ある日、シスターが気付いて皆に話を
聞いたらそういう事だったらしい。
それからはリリーも皆に受け入れられて、
孤児院での暮らしにも慣れていった。
でも、リリーは幼い頃から母や乳母に躾けら
れていたので、立ち居振る舞いは美しかった
背筋をピンと伸ばして座る姿や前を見据えて
歩く姿が美しくて皆に小さな王女様と陰で
言われていたのだが、リリーは少しも
気付かなかった。
それから8歳になって孤児院の敷地に花壇を
作って花を育てるようになったら、リリーの
“今日の良い事”はどれにしようか迷うほどに
なった。
孤児院の皆も手伝ってくれたので、花壇には
四季折々の花が咲くようになった。
孤児院に入ってから、持っていたノートに
必ずその日一日の何かしら良い事嬉し
かったことを書いていく事にしたのだ。
5歳で母が亡くなって、知らない人ばかりの
孤児院に連れていかれて、リリーがその日
その日を暮らしていくために考え出して
始めたのだ。
“今日の良い事“ノートはもう10冊以上にも
及んでいる。
13年1日も欠かさずに続けている。
いくら考えても“今日の良い事“が思い付かず
泣きそうになったこともあるが、
リリーは絶対に泣かないと決めていた。
母を亡くしたことに比べたら年上の男の子に
意地悪されても、食事がリリーだけ極端に
少なくても、手が凍りそうな冷たい水で
洗濯しなければいけなくても自分の靴や服を
隠されても如何ほどの事はない。
最初はそんな意地悪もされたが、皆リリーが
美しく気品があって近寄りがたい存在なのだ
と思ってどう接していいかわからなかった
というのが真相だったのだ。
ある日、シスターが気付いて皆に話を
聞いたらそういう事だったらしい。
それからはリリーも皆に受け入れられて、
孤児院での暮らしにも慣れていった。
でも、リリーは幼い頃から母や乳母に躾けら
れていたので、立ち居振る舞いは美しかった
背筋をピンと伸ばして座る姿や前を見据えて
歩く姿が美しくて皆に小さな王女様と陰で
言われていたのだが、リリーは少しも
気付かなかった。
それから8歳になって孤児院の敷地に花壇を
作って花を育てるようになったら、リリーの
“今日の良い事”はどれにしようか迷うほどに
なった。
孤児院の皆も手伝ってくれたので、花壇には
四季折々の花が咲くようになった。