コンネリシャス王国の恋物語2 亡国の王女と心優しい王子の恋
ここまでくるのに半年が掛かった。
「陛下、そんなに動いて大丈夫ですか?
もう少し体を労わってください。
一人の体じゃないのですから」
ピートはいつもそう言ってリリーが
働きすぎるのをデイランと一緒になって
諫めてくれるのだ。
リリーがジュシード王子との赤ちゃんを
妊娠したのに気付いたのは、ほんの1ケ月
くらい前だった。
体調の悪い時期もあったがそんなこと
誰にも言えなかった。
昼中に横になりたいと思っても
”甘えるんじゃない”と自分を叱咤して
動き続けた。
そのうち体調も良くなり食欲も戻ってきて
かなり体重が落ちたのでしっかり食べて
元に戻さなければと思ってホイホイ食べて
いたら、太りすぎてきたように思って
マリシルにそう言ったら太りすぎなんかじゃ
ないですよ、もっと食べないとお腹の子が
大きくなれませんよと言われて、へっ?と
きょとんとした顔をしたらマリシルが
大慌てで”陛下御存じなかったのですか?“と
びっくりしていた。
びっくりしたのはリリーのほうだった。
そういえばここ何か月も月のものが来ていない。
そんなこと思う暇もなかった。
そこでリリーはパニックになった。
マリシルにカメリアのお産を一手に引き
受けているおばあさんの所に連れて
行ってもらい話を聞いた。
「ほう、もう6ケ月位になるなあ。
生まれるのは年末かのう。まあ、
二人とも元気なようだから、
心配せんでもいい」
何人もの赤ちゃんを取り上げたという
産婆のおばあさんはそう言うと笑った。
マルシルに妊婦に良い薬草を煎じてもらって
毎日飲むようにした。
この薬草を飲んで毎日しっかり動いていれば
安産間違いなしだと言ってリリーを
安心させてくれた。
マリシルは孫娘のセリアをリリーの侍女
として身のりの世話をする為に連れて
来てくれた。
マリシルの娘でセリアの母である
エレクシアも時々夕食を作りに
寄ってくれる。
セリアはまだ13歳だが、カメリアの
13歳はとてもしっかりしている。
料理も洗濯も掃除も素早くこなしてくれる。
リリーはセリアとの生活でマリアを懐かしく
思いセリアがいてくれることで気持ちに
余裕が生まれた。
リリーが読み書き、算数を教えた生徒でも
あったセリアはリリーが大好きだと言って
なついてくれる。
今ではリリーの小屋で一緒に住んで
くれている。
最近は赤ちゃんのために肌着やおしめを
リリーと一緒になって夕食後に作るのが
日課になった。
父が大量に残してくれていた白い綿の布が
大活躍だ。
父はそのために白い布を大量に残したのかも
しれないと思った。
そういえば勇者を5人連れてくると父は
予言していたそうだが、このお腹の子は
ここに来た時にはもう授かっていたので、
この子を入れると勇者はやはり
5人だったのだ。
だとすれば多分この子は男の子だろうと
リリーは感じていた。
男の子ならデイランに剣の使い方も教えて
もらいたいと秘かに思うリリーだ。
護衛のデイランはリリーの小屋の続きにもう
一間を作ってもらいそこで寝起きしている。
交易ができるようになって石も切り出せる
ようになったのでまずは宮殿を造り直そう
と議会で話に上ったが、リリーはまずは
住民が自分たちの住む家を建てるのが先だ
と言って宮殿はその後でいいと言ったのだ。
それまでに昔の宮殿の様子を絵にかいて
もらい今残っている基礎や壁を利用して
作ればいいと言って今そのデザインを
起こしてもらっている。
「陛下、そんなに動いて大丈夫ですか?
もう少し体を労わってください。
一人の体じゃないのですから」
ピートはいつもそう言ってリリーが
働きすぎるのをデイランと一緒になって
諫めてくれるのだ。
リリーがジュシード王子との赤ちゃんを
妊娠したのに気付いたのは、ほんの1ケ月
くらい前だった。
体調の悪い時期もあったがそんなこと
誰にも言えなかった。
昼中に横になりたいと思っても
”甘えるんじゃない”と自分を叱咤して
動き続けた。
そのうち体調も良くなり食欲も戻ってきて
かなり体重が落ちたのでしっかり食べて
元に戻さなければと思ってホイホイ食べて
いたら、太りすぎてきたように思って
マリシルにそう言ったら太りすぎなんかじゃ
ないですよ、もっと食べないとお腹の子が
大きくなれませんよと言われて、へっ?と
きょとんとした顔をしたらマリシルが
大慌てで”陛下御存じなかったのですか?“と
びっくりしていた。
びっくりしたのはリリーのほうだった。
そういえばここ何か月も月のものが来ていない。
そんなこと思う暇もなかった。
そこでリリーはパニックになった。
マリシルにカメリアのお産を一手に引き
受けているおばあさんの所に連れて
行ってもらい話を聞いた。
「ほう、もう6ケ月位になるなあ。
生まれるのは年末かのう。まあ、
二人とも元気なようだから、
心配せんでもいい」
何人もの赤ちゃんを取り上げたという
産婆のおばあさんはそう言うと笑った。
マルシルに妊婦に良い薬草を煎じてもらって
毎日飲むようにした。
この薬草を飲んで毎日しっかり動いていれば
安産間違いなしだと言ってリリーを
安心させてくれた。
マリシルは孫娘のセリアをリリーの侍女
として身のりの世話をする為に連れて
来てくれた。
マリシルの娘でセリアの母である
エレクシアも時々夕食を作りに
寄ってくれる。
セリアはまだ13歳だが、カメリアの
13歳はとてもしっかりしている。
料理も洗濯も掃除も素早くこなしてくれる。
リリーはセリアとの生活でマリアを懐かしく
思いセリアがいてくれることで気持ちに
余裕が生まれた。
リリーが読み書き、算数を教えた生徒でも
あったセリアはリリーが大好きだと言って
なついてくれる。
今ではリリーの小屋で一緒に住んで
くれている。
最近は赤ちゃんのために肌着やおしめを
リリーと一緒になって夕食後に作るのが
日課になった。
父が大量に残してくれていた白い綿の布が
大活躍だ。
父はそのために白い布を大量に残したのかも
しれないと思った。
そういえば勇者を5人連れてくると父は
予言していたそうだが、このお腹の子は
ここに来た時にはもう授かっていたので、
この子を入れると勇者はやはり
5人だったのだ。
だとすれば多分この子は男の子だろうと
リリーは感じていた。
男の子ならデイランに剣の使い方も教えて
もらいたいと秘かに思うリリーだ。
護衛のデイランはリリーの小屋の続きにもう
一間を作ってもらいそこで寝起きしている。
交易ができるようになって石も切り出せる
ようになったのでまずは宮殿を造り直そう
と議会で話に上ったが、リリーはまずは
住民が自分たちの住む家を建てるのが先だ
と言って宮殿はその後でいいと言ったのだ。
それまでに昔の宮殿の様子を絵にかいて
もらい今残っている基礎や壁を利用して
作ればいいと言って今そのデザインを
起こしてもらっている。