コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
リリーはリシ―ドシャムの事で思う事が
あってピートとデイランを呼んで
話をした。

「前にお父様の筆頭侍従だったババリオスに
話を聞きに行ったことがあったわよね。
その時に彼が言っていたの。お父様には
先見の力があったそうなの。何でも必ず
わかるわけではないらしいんだけど、
起ることが分かってもそれが何時だかは
分からないとか。起ることも日時もわかる
場合もあるらしいの。私たちが此処に
帰って来た時も私が18歳の時に5人の
勇者と共に帰って来ると言っていたと
いう事だったけれど、勇者は4人だった。
だけどリシ―ドシャムを妊娠していると
分かった時に思ったの、その時にはもう
お腹の中にいたのよ。だから勇者は5人
だったんだってそしてお父様は侵略される
こともその時に自分が死ぬことも分かって
いらしたらしいの。だから、それから必死で
宝物庫の財宝を用意したらしいの。
私のドレスが出来上がったのは、
侵略の2日前だったらしいわ」

「そうだったのですね。そんな事が…」

「お父様はカメリアはひどく損傷される
けれど侵略者の誰一人カメリアに足を踏み
入れることは出来ないと言っていた
そうなのその後ババリオスの酷い怪我を
全力で治癒して私が帰って来るまでは
生き延びよと言ったらしいの。
私に事情を説明する事を課して
逝ったそうなの。」

「ババリオス様はこの頃ほとんど
寝たきりになられたようです。
姫様に事情を話せて殿下の命は
果たせたと安堵されたのでしょう」

「こんな話をしたのはねリシ―も
先見の力があるようなの。
夢で見るらしいんだけれど、それが
本当になる事をわかっているみたい
チャムの怪我の事もセリアが熱を
出すことも、泉の水を飲ませれば
熱が下がると言ったのもリシ―なの
こないだはお父様の夢も見たと
いうのよ。星を見上げて泣いて
いたって”デイアもう少し待って
いてくれすぐに迎えに行けなくて
ゴメン“と言っていたって、
僕と同じ髪の色と目の色だって
お髭もはやしていたそうなの」

そう言ってリリーは顔を覆って肩を
震わせた。

「殿下…」

と言ってデイランも言葉を無くしていた。
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