コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
 

コンネリシャス王国のペレル家の居間では
ジュシード王子とジュオン国王、ルル王妃に
先代の国王夫妻の前で緊張しながらピートが
話をしている。

ジュシード王子はピートから聞かされて
すぐにピートと一緒にカメリアに行こうと
したが、国王には知らせていかなければと思い
丁度前国王夫妻も居間にいたので、
ピートにもう一度話すように伝えた。

そしてリリーからの救援の要請の書簡を
国王に見せた。

まず4人はリシ―ドシャムの存在を聞いて
唖然とした。

ジュシード王子も半信半疑だったのだが、
それ以上にリシ―ドシャムの能力に驚いた。

4属性の魔法が使えることに加えて先見の力
があることわずか2歳半にしてテレジアの
襲撃を先見してみせた事にも驚きが隠せない

その上投石器を使って火の石を投げるのだ
という発想にも驚かされた。

ジュシード王子はとにかく明日の朝一番で
ピートとカメリアに行くと国王に報告した。

自分の妻と子を守るために本当は今すぐにでも
出発したいのだが、もう夜中だ。

明日朝一番で出航するほうが良い。

自分がいけば鋼の幻惑魔法で相手の船の大砲を
捻じ曲げてやれる。

その時

「俺も行く」

とジュオン国王が言った。

「はっ?何を言っているのです。
父上まで国を留守にしてしまって
どうするのです。何かあったら
この国はどうなるのです」

「なに、ここに賢王と言われた
アスラン前国王がいるし
アレステイももう18だ。
我ら二人が倒れても何とかなる。
コンネリシャス王国はびくともせんよ。
俺は孫を助けに行くんだ。
俺のバリアーとジュシードの鋼の幻惑が
あればテレジアなんかにカメリアを
傷つけはさせん」

「あはは、そうだな。25年以上前か?
あの時も二人で矢面に立って敵を
蹴散らしたな。分かった行ってこい。
後は任せて置け、明日、騎士団総長の
フェイレアに言って魔法騎士団の精鋭を
高速艇で追っかけさせるよ」

アスラン前国王は楽しそうに任せておけと
何度も言った。

「フェイレアにしても自分の妹の孫に
あたるんだ。自分も行くというだろうな。
後は軍船で騎士を送る。
それでいいかジュシード」

「父上、お爺様本当に
ありがとうございます。
宜しくお願いします」

そう言ってジュシード王子はピートと共に
頭を下げた。

「じゃあ私達は食事の用意をしないとね
おにぎりにサンドイッチを用意するわ」

とお婆様が言って涙ぐむ母様をキッチンに
引っ張っていった。

その後はピートからカメリアの緯度、経度や
その地形などを詳しく聞いてどこにまず
上陸するかを話し合った。
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