コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
「マリア、お客様に何てことお願いして
いるの。だめよ。後で二人で少しずつ
運びましょう」

「大丈夫だよ、こんな素敵な花束
作ってもらったんだ。それにサシェに
僕のは名前まで入れてもらって
そのお礼だから…」

そこまで言われては断りつらい。

あまり知らない人を家の中まで入れたくは
ないけど大きなレンガなのできっと
重いだろう。助かるけど…とリリーが
どうすればいいのかと迷っているうちに、
マリアとジュシードはレンガを運び始める。

マリアはジュシード王子にこれでベッドを
作るのだと一生懸命説明している。

それならレンガを置く前に板か布を敷いた
方が良い床をレンガで傷つけてしまうよ。

ジュシード王子が教えてくれた。

「そっか、さすがシードさん
頭いいですね」

もうすっかりマリアは打ち解けている。

裏の小屋にあった薄い板を下に敷いて、
その上にレンガを並べて上に分厚いほうの
板を置いた。

板も二枚ともシードに運んでもらって、
すっかり重労働させてしまった。
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