コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
リリノアは夕食の時にジュシード王子を
質問攻めにしてやろうと、
にやにやしていると

「おい、リリノア、何を悪そうな企み顔
しているんだ。怖いな」

「だって、今まで彼女の一人もいなかった
ジュシードが私に花買ってきたのよ。
そう言えば先月もルルに花買って来てたわ。
バスケットに入った素敵なお花だった。
絶対何かあるわよ、ちょっと早めに
手伝いがてらルルの所に行って
作戦練らなくっちゃ」

そう言ってエプロン片手に行ってしまった。

「お手柔らかにな、
ジュシードが可愛そうだ」

そう言うアスランの言葉なんか
聞いてもいない。

その日の夕食、ペレル家勢ぞろいで
食卓に着いた。

今日は豪華に鶏の甘辛煮にローストビーフ、
に魚のフライ、ルル特製のとろみのスープに
色とりどりの野菜が入ったサラダ。

大皿に綺麗に盛り付けられたものを各自が
皿に取っていただく。

「この鶏の甘辛煮とローストビーフは
イリスの大好物でこれを作るとイリスに
会いたくなってしまいます」
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