コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
そう言って寂し気に笑うルル王妃に

「今度イリスに会いにワインの郷に
行こうか?今年のワインの試飲も
したいしな。鉄道でならすぐだよ。
お忍びでどうだ?」

「いいの。行きたいなあ。
イリスにはもう何ケ月も会ってないし。
ずっと前にチリルがコンネリシャス王国に
里帰りした時に王宮に遊びに来てくれた
でしょう。その時にイリスも来てくれて
それ以来だわ」

「ああ~っ、行って来るといいよ。
儂たちは先月行ったから留守番しておくよ」

「じゃあ私も行きたい」

と長女のルミナスが言えば

「だめだ。今回は二人のデートだからな。
お前たちはお留守番だ」

「相変わらずラブラブだね」

と冷めた口調の次男のアレステイ。

「いいじゃないか、けんかばっかり
している両親より子供そっちのけで
ラブラブの親の方が幸せなんだぞ」

と言うジュシー王子ド

「そうだ、さすが長男のジュシードは
よく分かってるな。
皆も兄さんの言うことをよく
覚えておけよ」

とジュオン国王は満足げに笑った。
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