コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
「そうだ兄様、いい匂いのサシェありがとう
すごく素敵で気に入っちゃった」

と末っ子のユーミリア。

「あら、ジュシードにサシェを
もらったの見せて」

そう言うリリノアにユーミリアとルミナスが
部屋からサシェを持ってきた。

「あら、素敵お花の刺繍にこれは
イニシャルが入ってるのね?
ジェシードはさっき私にも花束を
くれたのよ。何も下心はないって
言ってたけど、ホントは何か欲しいのかな」

と祖母のリリノアに言われて

「だから何もいらないよ。
いつもお世話になってるお礼だよ」

「でもジュシードこないだは私にも
お花買って来てくれたわよね。
とてもセンスのいいお花屋さんだと
思ったんだけど、どこのお花屋さんなの?
サシェもそこで買ってきたの?」

とルル王妃

「兄様もサシェ持ってるんだよ。
兄様のにはシードって刺繍してあるの」

とユーミリア余計な事を言う。

「後セレスにも買って来たんだよ。
セレスのはSって入れたんだって」

「ふ~ん、それで父親にはないのか?」

と低い声でジュオン国王が呟いた。

「僕も貰ってない」

とアレステイ。

「分かったよ。今度の休みにみんなの分
買って来るよ。母様と父様とお爺様に
お婆様にアレスの分な。
もうほんとにサシェ1個でなんで
こんなに攻められるんだよ」

と言うジュシード王子にみんなが
笑ってしまった。
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