コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
セレスはジュシード王子の恋が成就するのを
祈ってやりたい気持ちになった。

自分の恋は絶対に成就しない。

愛してはいけない人を愛したからだ。

それでも、愛することはやめられなかった。

出世なんかは考えたこともない。

愛する人の側にいられるだけで満足なのだ。

そう言う恋をすることに決めたからだ。

自分に愛は返してもらえないから離れていく
のがいいのか愛を返してもらえないし
自分の気持ちは悟られてはいけない
そんな苦しい恋でも命を懸けて守ることが
できる距離にいることを選ぶのか、
最初は一瞬迷ったが答えは決まっていた。

自分の目の中に彼女を映していたいという
気持ちに抗えなかった。

それが自分で決めて選んだ道だ。

セレスはそっと服の胸元を掴んだ。

そこには愛する人のボタンが入っているのだ

たまたまルル様が落としたのをセレスが
拾ったのだが木のボタンでRと彫り込んである
そのボタンはルル王妃の特別なボタンなのだ

でもあと1年で護衛騎士の任期は終わる。
< 43 / 147 >

この作品をシェア

pagetop