コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
そう言うマリアに、今日ルル王妃に言われた
ことやリリーが癒しの魔法と水魔法が少し
使えることを話した。

誰にも言っていなかったけれど一緒に
暮らしているマリアにはきちんと伝えないと
いけないと思ったのだ。


ルル王妃に言われたことも毎日実践して
行こうと思うので、黙っているわけには
いかなかった。

そうしてリリーは王妃様に週に2回ほど
時間を取ってもらって癒しの魔法と
水魔法を教えてもらっている。

ジュシード王子はリリーが王妃様の所に
行くときは必ず一緒にいてくれる
ようになった。

水魔法はジュシードが教えてあげなさいと
ルル王妃に言われて、水魔法を
教えてくれている。

そして今日は、お店の休みの日でもあり
ジュシード王子の休みの日が重なったので、
ジュシード王子のいうデートをすることに
なっている。

ジュシード王子は船に乗るつもりなので、
上に羽織る物を持ってきた方が良いと言った

リリーは、ルル王妃からオールインワンの
ズボンスタイルの物を前に頂いたので
それと白いブラウスを合わせて、一枚しか
ない薄めの上着を手に持った。

ルル王妃は行く度に若いころ来ていた服だと
言ってリリーに、持たせてくれる。

服なんか買う余裕のないリリーにはすごく
ありがたいのだが、ルル王妃には二人の王女
がいらっしゃるのに、戴いていいのですかと
尋ねたら、娘たちはお下がりなんか貰って
くれないのよ。

だからリリーがもらってくれると嬉しいと
言って下さるのだが、それはルル王妃の
優しさで明らかに新品の物を下さる時がある

そう言ってジュシード王子に報告すると

リリーがお気に入りなんだから、遠慮しないで
もらっておけばいいと言ってくれる。

ルル王妃は洋服に造詣が深い。

ルル王妃のお母様が王都で有名なドレス
ショップを営んでいるので、そのデザイン
なんかも考えることがあるようだ。

ルル王妃が女性ももっと身軽な服装をする
事を推奨されるようになって、まるで
スカートの様に見えるたっぷりの布を
使ったズボンスタイルや胸当てのついた
サロペットなどが流行した。

王宮の事務官の女性は男性の様なスーツスタイルで
下にスカートをはくことで女性としての優雅さを
持った服装で働いている人も多い。

昔の宮廷服の様にスカートの下にパニエを
付けてやたら広がったスカートのドレスを
着る人はほとんどいない。

パーテイなどのドレスも、裾は足首まであるが
すっきりとしたラインのドレスや膝下丈の
可愛いドレスを着る人がほとんどだ。

ルル王妃は服装から女性の社会進出を
後押ししたのだ。

今ではたくさんの女性が、男性ばかりの職場
だったところにも進出して素晴らしい
仕事をしている。

ルル王妃はそう言う意味でも女性からの
指示が高い。

リリーも尊敬し敬愛する王妃様なのだ。
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