コンネリシャス王国の恋物語2 亡国の王女と心優しい王子の恋
カメリアへ
もう、6月に入り初夏の日差しを感じる
日もある。
次の日の出発は日の出とともに出航の
予定なのだ。
高速艇でどれだけかかるかわからない。
ピートは6~7時間と予想を立てている。
リリーは前日、皆の2食分の食べやすい
サンドイッチやルル王妃に教えてもらった
おにぎりを大量に作った。
そして多分カメリアにはないだろう
焼き菓子などを大量に買い込んだ。
お土産にするつもりなのだ。
リリーはカメリアの状況によればもう
こっちに帰ってこられないかも知れない
という覚悟はしていた。
だから、マリアにもこの店の事を頼んで
マリアの店のつもりで好きにしていいと
言っておいたし、花屋を続けてくれるなら、
各時期にはこんな花を植えるといいという
年間の作付けの時期と開花時期その注意点
を細かくノートに書き記しておいた。
孤児院で作ってもらっている花も今まで
通りの種類でこのくらいの値段で買い上げて
このくらいの値段で売るのだとか細かく
書き記しておいた。
でも、マリアが得意な布物のバックやサシェ、
そのほか自分で考えたものも販売すると
いいといった。
花は生き物なので売れないと枯れてしまう
そのためにサシェやポプリにするのだが、
布物は腐ることがないのでマリアの得意な
ことをやっていけばいいのだといった。
リリーが帰ってこれないときはそのように
するのよと言って、マリアに店を託したのだ。
店の名前は“リリーの宝物“としているのだが、
”マリアの宝物“としてもいいのだと言うと
マリアはリリーに縋って”帰ってきてね。
きっといつか帰ってきてね“と言って
泣いていた。
そして明日出発という日はジュシード王子も
家に泊まって朝早く一緒に馬で行くことに
なっていたので、マリアは気を利かせて
くれたのだろう孤児院に泊まってくると
言って朝リリーに別れを告げていった。
その夜は早めに寝ようということに
なっていたが、ジュシード王子に
眠らせてはもらえなかった。
心地よい快楽の後で二人で眠ったのは
3時間ほどだった。
朝眠い目をこすっているリリーに、
“ごめん”と言って謝っていたので悪いとは
思っているのだろう。
この状態で馬に乗るのはもっとつらいはずだ
でもその朝やってきたのは馬車だった。
昨日、実はリリーの用意したものを見て
護衛騎士のマニュアに馬車にするように
風魔法で手紙を届けたそうだ。
そうして、皆で船に乗り込んだ。
ピートはカメリアの緯度も経度も覚えて
いるそうだ。
リリーの母ルビシアに頼まれたからだ。
「いつかデイアがカメリアに行く事に
なるかもしれないから、その時が来たら
ピートが連れて行ってやって欲しいの。
どうぞお願いします。
そういってルビシア様はこんな俺に深く
頭を下げて下さったのです。
だからカメリアの位置は絶対に忘れない
ようにここに書いてあります」
そういって腕をめくった。
そこには数字が二つ並んでいた。
緯度と経度を彫り込んだようだ、
みんな息をのんだ。
そこまでしていてくれたのかとリリーは
ありがたくて涙がにじむ、でも母の
その言葉がピートを縛り付けていたのかも
しれない。
結婚もせずいつもカメリアやリリー達の
事を考えていてくれたのだろう
日もある。
次の日の出発は日の出とともに出航の
予定なのだ。
高速艇でどれだけかかるかわからない。
ピートは6~7時間と予想を立てている。
リリーは前日、皆の2食分の食べやすい
サンドイッチやルル王妃に教えてもらった
おにぎりを大量に作った。
そして多分カメリアにはないだろう
焼き菓子などを大量に買い込んだ。
お土産にするつもりなのだ。
リリーはカメリアの状況によればもう
こっちに帰ってこられないかも知れない
という覚悟はしていた。
だから、マリアにもこの店の事を頼んで
マリアの店のつもりで好きにしていいと
言っておいたし、花屋を続けてくれるなら、
各時期にはこんな花を植えるといいという
年間の作付けの時期と開花時期その注意点
を細かくノートに書き記しておいた。
孤児院で作ってもらっている花も今まで
通りの種類でこのくらいの値段で買い上げて
このくらいの値段で売るのだとか細かく
書き記しておいた。
でも、マリアが得意な布物のバックやサシェ、
そのほか自分で考えたものも販売すると
いいといった。
花は生き物なので売れないと枯れてしまう
そのためにサシェやポプリにするのだが、
布物は腐ることがないのでマリアの得意な
ことをやっていけばいいのだといった。
リリーが帰ってこれないときはそのように
するのよと言って、マリアに店を託したのだ。
店の名前は“リリーの宝物“としているのだが、
”マリアの宝物“としてもいいのだと言うと
マリアはリリーに縋って”帰ってきてね。
きっといつか帰ってきてね“と言って
泣いていた。
そして明日出発という日はジュシード王子も
家に泊まって朝早く一緒に馬で行くことに
なっていたので、マリアは気を利かせて
くれたのだろう孤児院に泊まってくると
言って朝リリーに別れを告げていった。
その夜は早めに寝ようということに
なっていたが、ジュシード王子に
眠らせてはもらえなかった。
心地よい快楽の後で二人で眠ったのは
3時間ほどだった。
朝眠い目をこすっているリリーに、
“ごめん”と言って謝っていたので悪いとは
思っているのだろう。
この状態で馬に乗るのはもっとつらいはずだ
でもその朝やってきたのは馬車だった。
昨日、実はリリーの用意したものを見て
護衛騎士のマニュアに馬車にするように
風魔法で手紙を届けたそうだ。
そうして、皆で船に乗り込んだ。
ピートはカメリアの緯度も経度も覚えて
いるそうだ。
リリーの母ルビシアに頼まれたからだ。
「いつかデイアがカメリアに行く事に
なるかもしれないから、その時が来たら
ピートが連れて行ってやって欲しいの。
どうぞお願いします。
そういってルビシア様はこんな俺に深く
頭を下げて下さったのです。
だからカメリアの位置は絶対に忘れない
ようにここに書いてあります」
そういって腕をめくった。
そこには数字が二つ並んでいた。
緯度と経度を彫り込んだようだ、
みんな息をのんだ。
そこまでしていてくれたのかとリリーは
ありがたくて涙がにじむ、でも母の
その言葉がピートを縛り付けていたのかも
しれない。
結婚もせずいつもカメリアやリリー達の
事を考えていてくれたのだろう