魔法文具屋で、“わたし改革”はじめます!
「なんか、あの時からずっと、君を見ると“弱さ”を感じてしまって……ごめん」
黒瀬くんが素直に謝るのは、きっとレアなことなんだろう。でもその言葉は、不思議とすんなり心に落ちてきた。
「……正直、あのとき言われた言葉も、今言われた言葉も、ショックだった」
あの一言は、未だにわたしを苦しめていた。
黒瀬くんの言葉は正論ばかり。
もともと気にしいのわたしには特に、突き刺さる言葉の数々。
でも……
「謝ってくれてありがとう。黒瀬くんの言葉、もっと前向きに受け止めてみる……!」
今思い出すと、前より気にならなくなっていた。
受け入れる強さが、わたしに身についたのかもしれない。
今までは、誰かに何かを言われるたびに「ダメな自分」を探してた。
でも今は少しだけ、「じゃあ、どうしようか」って考えられるようになった。
それはきっと、魔法文具たちや、お店に来てくれた人たちのおかげ。