僕の愛しい泥棒娘
すべて片付いたら1週間の休みを取ると言っ
てユミアが仕事に復帰するまでに皆で旅行に
行こうと言ってくれた。

新婚旅行も行っていないしユミアには沢山迷
惑をかけたので、子供たちが喜ぶ所に連れて
行きたいと言ってくれた。

湖と緑の美しい避暑地の公爵家の別荘に行く
事になった。

別荘に着くと当然のようにお義父様とお義母
様が待っていて、アウスレッドは“何でいる
んだよ”と嫌そうに呟やいていた。

でも二人がいてくれて子供達は任せておける
ので二人の時間もゆっくり取れてこれはこれ
で良かった。

大勢で囲む食事も美味しくて子供達も大好き
な祖父母にずっと遊んでもらえて嬉しそうだ
った。

天候にも恵まれ湖のほとりでピクニックをし
た。お座りができるようになった子供達は、
ぶーぶー、バーバーと訳の分からない言葉を
発して皆を喜ばせていた。

そして毎年夏にはこの別荘で1週間の避暑を
楽しむのがダミアサール公爵家の年中行事に
なった。

毎年の行事になり人数もだんだん増えて行っ
た。

シムソニアの家族にシャウリーヌの家族と、
その子供達も一人二人と増えて行ったのだ

アウスレッドとユリアも双子が3歳になった
時にもう一人男の子を授かった。

平民で孤児で泥棒だった女の子は、孤児院を
見事に立て直し貧困層の助けになり、沢山の
特許を取って、職業婦人という地位を築いた

そして泥棒だった女の子と出会った公爵令息
はすべてを捨てても構わないほどに、心から
彼女を愛した。

アウスレッドは、抜きんでた洞察力と知力で
歴代最高と言われる宰相となり、エクスポリ
ア国を豊かに堅実に導いていった。

その隣には、いつも愛する妻と子供達の姿が
あった。

そして二度と妻に忍び込みはやらせなかった。
               完
< 167 / 167 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

国宝級イケメン御曹司はフェチの所為で恋愛できない
kaiyuuhi/著

総文字数/9,979

恋愛(オフィスラブ)15ページ

超短編!フェチから始まる溺愛コンテストエントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
        大河内圭介(オオコウチケイスケ)28歳 オオコウチグループの御曹司。国宝級イケメンと言われるイケメン グループの一つである 大河内エステイトリゾートの副社長 二の腕フェチ自分の理想とする二の腕を求めすぎて、女性を愛せない。大学時代にプールで会った女の子の二の腕がずっと忘れられない所為なのだ。              ×          山野辺沙耶(ヤマノベサヤ) 24歳 副社長である圭介の第二秘書。  圭介の機嫌を読むのが得意な地味子の秘書 本当はスタイル抜群女優もしのぐ美人なのだが、男からのアプローチが、ウザすぎて地味子に変装している。 国宝級イケメンの副社長と、地味子に変装している秘書の急転直下の結末。     
表紙を見る 表紙を閉じる
          西城マリ(サイジョウマリ)22歳   同じ養護施設で育ったユキとマリはずっと一緒に   いる物だと思っていた。   養護施設を出た18歳から一緒に暮らし弁護士に   なるというユキの夢を支え続けた。   でもある日突然ユキは帰ってこなくなった。   マリはユキを探すためにモデルになった。   2年後ユキは見つかったが彼の横にはマリではない   女性が立っていた。                 刈谷周之(カリヤノリユキ)24歳   ユキは記憶喪失になっていた。記憶が戻った時には   ユキを慕う恩人の娘を見捨てることができなくて、   マリの所に帰れなくなっていた。   マリを愛するユキは、マリをもう一度この腕に   抱きしめることができるのか… 
表紙を見る 表紙を閉じる
公爵令嬢ジュリエッタ・メロウは     父親の死をきっかけに前世の記憶がよみがえり没落しかけた     公爵家を敏腕執事のトーマスセントレアーナ・ボン愛称トス     の支えを受けて前世の知識をフルに活用して公爵家の領地改革や     メロウ家の商会も盛り返していく。               トーマスセントレアーナ・ボン(愛称トス)           伯爵家の3男でメロウ公爵家の執事      愛するお嬢様と共に公爵家の没落を躱し商売に無双する      ジュリエッタを助け支えていく      王太子のアプローチを躱し婚約の申し込みを断ることが      できるのか…      二人の恋と前世の知識で蒸気機関車迄作ってしまうジュリエッタの      活躍をお楽しみください。  

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop