ヤンデレ彼氏に監禁されて
『別の人っていうことは、ありませんか』


そう駅員さんまで私を疑ってきた


味方が、誰一人としていない


私は悪くないのに、どうして私が悪いと思いそうになるんだろう


居場所がなくて、今にも泣きそうになった


苦しい涙なのに


『うわ、泣けば信じてもらえると思ってんの』


『おいおい、止めろって。彼女が、可哀想だろおー』


その悲しみさえも疑われた


嫌な思いばかりをして、心臓が破裂しそうになるほどの悲しみを入れて


誰か、助けて


そう思った時


『彩芭』


私の名を呼ぶ人


聞いただけで、一気に悲しみが吹き飛ぶような穏やかな声


『クルキ、さん……』


彼が、来てくれた


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