ヤンデレ彼氏に監禁されて
貴方、ですか

そう聞いた


彼は、私に嘘をつかない人だ


だから


『ばれちゃったか』


その言葉も事実だった


陽気に、そうだよと語る彼


俺に繋がるような証拠はない


だから、彩芭に何の危害もない


そんな捕まるという心配はないと言われたけど、私はそれを気にしていた訳じゃない


『どうして……』


どうして、そんなことをしたのか


聞きたいことはそれで


『彩芭の為だよ』


聞いたのは、それだった


私の為――私のせいで、二人の人がボロボロにされた


言葉が、もう出なかった


『あれ?足りなかった?俺なりに、かなりやったと思うんだけどね。

何たって、俺たちとの関連性を薄くする為に一ヶ月も待ったんだ。

積もり積もった感情を吐き出したから、かなりの負傷はしているよ』


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