ヤンデレ彼氏に監禁されて
硬直する身に、流れる音


聞きたくないような音は、雑音めいて耳を塞ぎたかったけど


『あ、やっぱり、殺してほしかったの』


私を蝕む音


いつものように穏やか口調で、喋る何か


人間に見えない


語る内容が、あまりにも私の許容量を超えているから


殺さない方がいい
そっちの方が、苦しむから

想像してみなよ
あいつらが進む、『これから』を


自業自得なんだ
君を苦しめた分の、あがないなんだから


自分がやった『成果』をわいわいと話す人に、私は終わりだと思った


別れようと感じたのはその時


でも、怖くてその話を切り出せなかった


彼の機嫌を損ねた途端、私も『処刑』されると思ったから


だから、彼がやったという事実も警察にも言えなかった


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