ヤンデレ彼氏に監禁されて

悲鳴交じりの告白は、彼にどう伝わったか


――やがて


｢彩芭、何を言っているんだ……｣


信じられないといった、声が木霊した


｢嘘でも、そんな……。止めてくれよ、頼むから……。俺には彩芭しかいないんだ。彩芭が俺の全てなのに……。

今まで、俺は彩芭の為に生きてきたんだ。なのに……。

なのに、何で！彩芭は俺のモノだろう！彩芭が愛するのは俺だけだろう！

――あ……、ああ、怒鳴ってごめんよ。彩芭があんまりにも、酷いことを言うから……。

冗談でも、そんなことを口にしないでくれよ。俺は、彩芭を一番に愛しているんだから。

ねえ、彩芭。また言ってよ。『好き』って。俺は、それだけで生きていられるんだ。

彩芭の為に、何でもしてあげるよ。愛しているから、俺は。彩芭しか、俺は愛せないんだから｣