ヤンデレ彼氏に監禁されて
武装した男数人


警棒や、拳銃を使われてはさしもの彼もなすすべがなかった


警棒で殴打されても、足を撃たれても

それでも、邪魔を排除する彼は化け物にしかみえなかった


四人
彼を取り押さえた警察の数


一種の戦争にも思える乱闘


自分の血で汚れながら彼は



『待ってて。必ず、会いに来るから』


警察に殴打され、気絶する寸前に残されたモノ


頭に刻まれるような呪いは、今も私を蝕んでいく



本当に、最初の内はひどかった


気分が夜通し悪く


決まって、吐く



もう『アレ』は、残ってないというのに

口、胃の中にあるような気色悪さが、私に吐けを命じていた



繰り返し、吐く

食べ物もろくに食べれない


口に含むもの全てが、『アレ』に感じて


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