感方恋薬-かんぽうこいやく-
「まぁ、何にせよ、あやつは薬の精製に成功したと言う事じゃ。今回はわしの力で元に戻す事が出来たが、次は分からんぞ」


わしの力って…杖で殴っただけじゃないか。


そんな力任せの解毒方法なんて御免だ。


しかし、爺の言う事ももっともだ。


あのマッドサイエンティスト予備軍が次に繰り出す手は何だろうか。


基本的な精製方法を確立出来ているのだから、次は、もっときつい事に成る筈だ。


「わかった、爺。どうなるか分からないけど、取り合えず、気を付けるわ」
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