ハルアトスの姫君―君の始まり―
「もし…シャリアスが魔法使いとしてハルアトスに与しているとしたら…。」
ジアにはその言葉の意味がよく分かった。
シャリアスが魔法使いだということは、シュリのシャリアスとイコールだということを示す。
シュリの歪んだ表情に納得するとともに、シュリの心痛が気になった。
「私を含め、奴に顔を見られていないものはおるまい。
ということはすなわち…。」
「余計入りにくいっつーことか。」
「その通りだ。
それに、場所はハルアトスの『王宮』だ。
警備は当然ながら厳しく、基本的に王宮内に入ることを許可されているのは王族、貴族、一部の魔法使い、魔女のみだ。…言うまでもないが私は該当していない。
私が氷の涙について知っていることはここまでだ。
…キース。」
「…何でしょう?」
「補足しておきたいことはないか?」
「あるはずがありませんよ。」
「…そうか。」
クロハがキースを見つめていた。
キースといえばまたどこか遠くを見つめている。
「私は全てを話した。
この話を信じるか、信じないか。もし仮に信じるとしてどう進むかは全てお前が決めることだ、ジア。」
濃い紫色のシュリの瞳が今はただ、ジアを捉えていた。
ジアの瞳もまた、シュリの瞳だけを見つめている。
「シュリは嘘は吐かない。
だから…シュリが言ったことは全部本当だと思う。現段階では。」
ジアは一呼吸置いた。
ジアにはその言葉の意味がよく分かった。
シャリアスが魔法使いだということは、シュリのシャリアスとイコールだということを示す。
シュリの歪んだ表情に納得するとともに、シュリの心痛が気になった。
「私を含め、奴に顔を見られていないものはおるまい。
ということはすなわち…。」
「余計入りにくいっつーことか。」
「その通りだ。
それに、場所はハルアトスの『王宮』だ。
警備は当然ながら厳しく、基本的に王宮内に入ることを許可されているのは王族、貴族、一部の魔法使い、魔女のみだ。…言うまでもないが私は該当していない。
私が氷の涙について知っていることはここまでだ。
…キース。」
「…何でしょう?」
「補足しておきたいことはないか?」
「あるはずがありませんよ。」
「…そうか。」
クロハがキースを見つめていた。
キースといえばまたどこか遠くを見つめている。
「私は全てを話した。
この話を信じるか、信じないか。もし仮に信じるとしてどう進むかは全てお前が決めることだ、ジア。」
濃い紫色のシュリの瞳が今はただ、ジアを捉えていた。
ジアの瞳もまた、シュリの瞳だけを見つめている。
「シュリは嘘は吐かない。
だから…シュリが言ったことは全部本当だと思う。現段階では。」
ジアは一呼吸置いた。