shining☆moon‐私の王子様‐
【なっ…なんだよ…、それ】
レオの言葉にラディーは腹がたったのか、少し怒った顔を見せた。
レオは続けた。
【俺は…いつもいつもお前に魔法を教えて貰ってばっかで、剣法だって…!!ハッキリいって…お前のその実力にはムカついた……。だけど……!】
【…】
息を切らして本音を言うレオを見てラディーは真剣にその、もう聞くことがないだろうと、思うレオの言葉を一言たりとも逃がさぬように、耳を傾けた。
荒れた息を整えレオはまた口を開く。
【だけど…俺はお前に教えて貰った魔法や剣法は絶対に忘れない。…いや強化してみせる。…いつかまた会えた時は……俺はお前を倒す……うっ…ぅぅ…】
【…レオ】
幼い俺は溜まっていた涙を流した。
そんな、臆病で、ラディーが居なきゃどうすればいいかわからない幼い俺は、溢れ出す涙をこらえ、幼い俺にしては良いことを言ったんだと思う。
【ラディー!!!!】
幼い俺はラディーの名を大声で叫んだ。
【…俺達は…この世界中どこに居たって…繋がってる。傍にいる。どんなに離れてたって………大切な……“大切な仲間”だからなッ!!!!】
そう言うと幼い俺はガクンと地面に倒れ込みながら、枯れるぐらい泣いた。
そして何も言わずにラディーは消えて行った。
「…大切な……仲間…」
俺はふと、エルランドの仲間を思い浮かべた。
「フレン…ユリア…ルイス……」
助けたい。
今すぐにでも。
笑ったり、泣いたり、ふざけあってまた笑い合う…あの環境を取り戻したい…。
大切な仲間だから……。
すると俺は白い光に身を包まれ、足を地面から浮かせた。