shining☆moon‐私の王子様‐
~~ルイス.said~~
私たちは幽霊屋敷に入りロビーみたいなところで立ち止まった。
が。
うーん。
何かがおかしい。
みんなの身に何が合ったんだ?んにしても……。
「……ずるい…」
思わず口にでてしまった。
だってだって!!
ずるいんだもん!ユリアが。
こんなに私がフレンに想いを寄せているのに……。
逆にフレンがユリアに想いを寄せているみたいじゃない。
レオだってユリアのことばぁっか見て…。
三角関係じゃん。
まさに。
それじゃあ私ただの邪魔なやつじゃん。
でも私は……。
邪魔なやつでもない。
だって……
フレンが好きなんだもん。
前から変わらないんだよ。
これは。
だから。
途中から来たユリアには負けない。
フレンは私のものなんだから。
目の前に2つの扉がある。
「ここは、二手に別れよう。本棚がある部屋を見つけて『零呪』の本を探すんだ」
みんなが頷くと二手に別れた。
レオと私。
フレンとユリア。
まぁ、そう思うよね。
私とレオは左の扉に、ユリアとフレンは右の扉に手をつけ、中に入って行った。
扉の中の天井はステンドグラスになっていて、床がきれいな色に。
この辺りは扉1つない、どんだけ広いんだってほどの廊下をひたすら歩く。
私は思いきって聞いてみた。
「レオってユリアのことが好きなの?」
でも、レオは前を向いたまま。
隠したって無駄だし。
耳が赤くて顔もとりあえず予想できる。
こりゃあ、真っ赤でしょ。
ピタッとレオが立ち止まり、私の方を向いた。
「な、なんで、そうなるの…」
「わかりやすいって。お顔がまるでリンゴのようだー」
レオがプイッと背を向けた。
「な、内緒に…してね」
えぇ!?
本当だったんだ!!!
うわぁ、私って勘が鋭いね。
レオが立ち止まる
「どうしたの…?」
不安になる。
冷や汗が頬を伝う。
カチャン――…
「え…なんの音?」
「ルイス!ふせろ!!!」
目の前から大量の刃物が飛んでくる。
「うわっ!!」
「きゃゃあっ!!」
ギリギリのところで避け続ける。