shining☆moon‐私の王子様‐


あれから私とフレンはロビーに行き、ルイスとレオの所に行った。

「あっ!ユリア!!」

元気な声で私を呼ぶルイス。
走って私に抱き付いた。
これが安心する。
なんとなく懐かしくて、恥ずかしくなるんだよね。

「大丈夫だった!?」

「うん、平気」

「よかった~」

あ、そっか。
あれからルイスとレオに会ってなかったよね。
倒れた日からずっと部屋で修業だったし。

「あ、そうだ!ユリア、雪降ってたよ!」

「え?本当!?」

ユリアとルイスは雪を見に外へ行った。
レオとフレンを置いて。


外に出てみると空が薄暗いのに眩しく、ちらほらと雪が舞い、周りには雪が積もっている。

「わぁ…!!凄いね…」

こんなに積もってる所、見たことないな…。
クリスマスはホワイトクリスマスになるといいな…。

そしてフレンと…。



やだっ!!
何考えてるの!?
私っ!


「ユリア…」

「ん?」

「明日の試験、頑張ってね…」

「う、うん…!!」


なんかルイスがしおらしい。
笑顔だけど、笑顔じゃない。
笑ってない。


「…ルイス?」



ルイスは上を向き、手のひらを空に向けて何か囁いた。
私にはその言葉は聞こえなかった。
ううん。
聞かない方が良かったのかもしれない。
私にはその事を聞かない方が試験も普通に受けれたはず。



でも……。







私は聞いてしまった。





地獄より恐ろしい、いまから起こりうる…、出来事を……。







「ルイス……、何て言った?」





「…任命試験会場に……、ヴィンセント・シュナイザーを含む凶悪な魔鬼と有力な剣士が……」







ルイスは固まった。
目を飛び出るくらい丸くし、まるで恐ろしい物を見たようにユリアを見た。
そしてゆっくりと口を開き怯えた声で信じたくない言葉を言った。











「…フレンを……、フレンを殺しにくるって……」












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