shining☆moon‐私の王子様‐
「リダアース!どうゆう事でしょう!?」
初めて入るエルランド内のリダアースの部屋。
「もう、耳に入って居るとは」
どうしてこんな平常心を保てるの?
リダアースはフレンが心配じゃないの?
こんなんじゃ、試験なんかやらない方がいい。
やりたくない。
フレンが死ぬくらいなら試験なんてやらない。
「試験を停止しましょう」
「何故だ?」
何故だって……?
「普通、そうでしょ!!ヴィンセントと凶悪な魔鬼と剣士がフレンを殺しにくるんでしょ!?…だったらなんで試験なんか……、試験どころじゃありませんよ!!!」
「…それは貴方が決める事ではなかろうに」
「…そ、そうですけど……」
「フレンの意志じゃ、これは」
フレンの意志…?
フレンが自分で?
ヴィンセントが殺しにくることを知って私のパートナーになったの?
どうして?
殺されちゃうんだよ…?
フレンは何を考えてるの?
わかんないよ………。
ユリアは涙を一つ、二つ、三つと流していき、床にしゃがみこんだ。
「…ユリア・アリスレパード様、落ち着いて聞いてくだされ」
「え…?」
リダアースは悲しい顔をして語り始めた。
ユリアが知らない、フレンとヴィンセントの残酷な過去を………。