shining☆moon‐私の王子様‐
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フレンが十歳の時だった。
エルランドに入ってきたのは。
「なんだお前、新人か?」
フレンと同い年の男の子。
黒い髪に、透き通る白い肌、血液のような赤黒い瞳をした男の子、ヴィンセント・シュナイザーだ。
ヴィンセントは入ってきたばかりのフレンにエルランドの事や、魔法、剣の使い方を教えた。
ヴィンセントは優秀な魔法使いでエルランド内で最年少にも関わらず、スーパークラスも一発合格し、クラスも難関をクリアし続けてきた。
フレンは同い年のそんなヴィンセントを兄のように従い、エルランドで育っていった。
ヴィンセントもフレンを弟のようによく面倒をみてきた。
フレンが入ってきて一年後。
フレンはヴィンセントの誘いでスーパークラスの任命試験を受けることにした。
するとフレンは合格し、さらに“優秀剣士賞”と“最強魔法召喚賞”をもらい、試験史上最高得点を獲得した。
それにフレンはエルランドの仲間によくほめられ、頼りにされ、信頼を得てきた。
ヴィンセントはそんなフレンを自慢しいろんな人に紹介してきた。
それから7年が過ぎた。
エルランドにはいろんな新人が入り、中でも女の子が増えてきた。
「ねぇ、フレン~」
「今度どっかいこー」
などと、フレンは人気だった。
それもそのはず。
新人が増えたのも、フレンのおかげだからだ。
フレンは幼い頃にスーパークラス任命試験で賞を沢山取り、試験史上最高得点を取ったからだ。
それに、見事なルックスに女の子達をとりこにしてしまう、という評判に、記者はエルランドのフレンを取材し雑誌に取り立てたからだ。
そんなフレンをうらやましく見ていたのは、ヴィンセントだった。