サクラドロップス

「アタシそれ、下手みたい」


すぐに根をつめて、肩がこって頭が痛くなる。

そう、イツキに言われた通りよ。


「だから、側で、ちゃんと、見ててネ?アタシのこと」

「うん、見てる」

「空気清浄機に頼るんじゃなくて、朝、ちゃんと窓を開けて空気の入れ替えをしてるかどうか・・・」

「うん、見張ってるよ」

「・・・パキラの水やりも・・・」

「うん、ヨロシク」

「料理も、たまには、作るから・・・」

「うん」

「だから、イツキ・・・アタシを、見てて」


涙、止まれ。

笑え、アタシ。


いつも心配ばっかりしていたイツキに、これ以上心配かけて、どうすんのよ。


「・・・・・・」

「ミユキ・・・」


なのに。




< 178 / 254 >

この作品をシェア

pagetop