サクラドロップス

至近距離に、イツキの綺麗な顔。

アタシは、涙を止めることを諦めた。


「ミユキさぁ、時々は力抜かないと、眉間にシワ出来るよ」

「もう出来てる・・・」

「自慢になんないし。困った妹だよネ」

「・・・そうよ、イツキがいないと、何にも出来ない。だから気合入れて頑張るの、頑張るけど」

「うん・・・?」

「きっと、すぐになんて無理。アタシきっと変われない。でも頑張る・・・頑張るから・・・」

「うん」

「イツキの記憶は消さないで・・・」

「・・・・・・」


イツキは、黙ったままで、アタシの髪を撫でる。


ダキシメテ カミヲナデテ 


でも、決して


それ以上には・・・進めない2人。


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