サクラドロップス

それが、アタシたちの

それが、2人で生きることが出来なかった、アタシたちの絆。


「他のひと、見るようにする。イツキ以外のひと、すきになれるように頑張る。頑張るけど、でも、お願い、アナタの記憶は消してしまわないで」


イツキの肩に触れる、アタシの指は震える。


「いつか、結婚、して。子供も、産めるように頑張る・・・けど」

「・・・・・・」

「けど、そんなにすぐには・・・アタシ、イツキ以外のひと、すきになんてなれない」

「ミユキ・・・」

「なれない。なれないもん・・・」


優しくて穏やかな性格も

綺麗な顔も華奢な体躯も、透明な声も

みんなみんな、すきだったの。

みんなみんな、イツキだからすきだったの。


なのに、イツキは。




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