シェリの旅路
「うん、うまい!」


『本当おいしいね!』


キミは満足そうに言う。


ジオはキミの顔を見て微笑み


「ほら、口の周りについてるぞ」


汚れたキミの口元をそっと

人差し指で拭き取る。


『へへっ。ジオ、なんか

お父さんみたい』


「オレはお父さん役だろ?

そしてお前がお母さん、

フランが赤ちゃん役だろ?」


「娘役よ!」


フランが割って入った。


わざわざツッコミをいれに

降りてきたわけではない。


二人が道草を始めて

歩みを進めないので

注意しにきたのだ。


『ふふっ。フランもキミの提案

したお母さんごっこにちゃんと

入ってくれたんだね♪

キミ、お母さん役として

頑張って育てます』


キミはフランの言葉に

仲間意識を感じて嬉しくなり

敬礼して言った。


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